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東京の都心部で、7平米程度の狭小住宅に人気が高まっているようです。
特に若者に人気があるそうです。
どのような住宅かというと、具体的には
狭いと7平米程度、いわゆる四畳半で、トイレとシャワー、洗面台と流し台を兼ねたシンクが仕切りのない室内に詰め込まれたようなお部屋です。
立地は、早稲田や蔵前、門前仲町など大都心近くで、かつ駅近です。
居住スペースがかなり狭く設備に間仕切りがない等、決してグレードの高い物件とは言い難いのですが、空室が出るとすぐに埋まってしまうそうです。
このような都心の狭小住宅が人気である背景には、自宅から職場まで、毎日長い時間をかけて行き来して疲れ果てている親の姿を見て育った若者の「職住一致」の志向傾向にあります。
都心近くに住むと、当然家賃相場が高くなるので、住居の広さより通勤時間の短縮を選ぶということです。
狭くて設備を整えることができなくとも、冷蔵庫の代わりにコンビニがその役割を果たし、TVやパソコンの代わりにスマホさえあれば娯楽や連絡手段が確保できるので問題ありません。
最低限の生活ができ、眠る場所の確保ができれば良く、とにかく会社から家に帰るまでの時間が惜しいということのようです。
関西圏は、東京のように2時間も3時間もかけて通勤するということは多くありませんが、通勤時間を短縮したい人は少なくないのではないでしょうか。
私は大阪市内の比較的都心部に住んでおり、通勤時間は片道20分程度です。
郊外に比べると家賃は割高になりますが、通勤時間や利便性を考え現在の賃貸住宅を選びました。
将来的には住環境が良く子育てにも評判の良い、北摂エリアが魅力的ですが、やはり通勤時間が延びることを考えると都心部から離れられないのが現状です。
関西でも需要が出るかもしれません。
これからの賃貸物件のご参考になれば幸いです。