2013年1月16日

【競売】  平成24年 競売物件のデータ結果

スタッフコラム(堀口)

この記事は 1分55秒 程で読んで頂けます。

投資家の皆様は勿論、居住用の物件を探されている方でも競売物件を探している方は多いと思います。

そこでですが、競売物件は一年間に何件ぐらいが期間入札として公告されているのでしょうか?

大阪地方裁判所本庁より期間入札として公告され落札された物件の数は、平成24年1月~12月でなんと2,084件でした。

2,084件の物件種別内訳は次のようになっております。
土地:97件
戸建(一棟収益含む):1,183件
マンション(区分):804件

この内、弊社にお客様よりご相談・入札サポートのご依頼を多くいただく1R・1Kマンションは58件でした。

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さてここからが本題です。

賃貸需要が多く見込まれる1R・1Kマンションがどのくらいの金額で落札されているのか気になりませんか?

今回は、お客様が一番興味のある『どのくらいで落札する事が出来るのか?』にお答えするべく、落札結果を調べてみることにいたしました。
その結果、売却基準価額の平均約1.62倍で落札されているということが分かりました。

「競売=安い=売却基準価額以下で落札出来る」と思われている方にはビックリする結果ではないでしょうか。
ちなみに一番低い金額で落札された物件は売却基準価額の約0.8倍、一番高い金額の物件は約2.84倍でした。

大阪市内の中でも特に賃貸需要の多い中央区・西区・淀川区は人気で、余程の築古や管理費等の滞納額が非常に大きい等、高リスクの物件以外は約2倍前後の高価格で落札されております。
競売で物件を取得したいとお考えの方に是非、この結果をご参考にしていただければ幸いです。

今回は、大阪地方裁判所本庁の1R・1Kかなり広い範囲での統計を出させていただきましたが、弊社に競売入札サポートのご依頼をいただきました際には、お客様ご検討物件のエリア・種別を絞り、統計を出した上で入札価格の助言を行わせていただいております。

平成25年も競売物件は昨年同様多くなると思われます。