2013年10月30日

【賃貸マンション リーシング】  繫忙期における学生マンションの空室対策

スタッフコラム(重原)

この記事は 2分59秒 程で読んで頂けます。

弊社の管理している物件の中にも学生の入居者がメインのマンションがございます。

今回は、ちょうどこれから繁忙期に突入する学生マンションの繁忙期についてお話させて頂きます。

皆様もご存知の通りこのような物件の場合、どうしても繁忙期、閑散期の浮き沈みが激しくなってしまいます。
空室のまま4月を迎えてしまい、繁忙期を逃し1年近く空室になってしまうなんてお声を仲介業者様からよく耳にします。
何とかして新入生を取り込み4月には満室稼働させたいところです。傾向としては、卒業生は卒業式まで、授業はほとんどなくなり、登校する機会はほとんどなくなります。そういう時期になると、ちらほら退去が出始めます。そのような場合、一刻も早く原状回復を済ませてしまい案内部屋を作成します。
時はすでにピーク真っ只中ですから乗り遅れないようにします。

 

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しかしながら3月末のほぼ同時に明渡が集中してしまい、4月1日の入居まで全然時間がないなんてことは珍しくありません。

このような物件の場合、仲介業者様が入居希望者に原状回復が完了した部屋をモデルルームとして紹介してもらい、その間原状回復を行い同時進行。
また、入居まで余裕がある場合は、案内用のモデルルームを作成したり「入居者の希望に合わせたリフォームができます」なんていう、アナウンスでもできれば、入居希望者は喜ぶのではないでしょうか。その場合、仲介業者様も案内の武器にもなり他の競合よりその物件は優位なポジションにも立てるかもしれませんね。

ただ空室になっていないお部屋を紹介する場合、そこは実際に住む部屋ではないので、間取りが反転になっていたり設備の機種が違っていたりする可能性はあるという事を予め、間取り図をお見せしたりして仲介業者様に特に念入りに説明をして頂く必要があります。この説明が曖昧だと入居者とあとあと紛争になりかねません。

いずれにしても、3月のギリギリまで居住されては原状回復が4月の入居には間に合いませんし、毎年そのようなバタバタはなるべく避けたいものです。
やはり、未然に防止する対策を練っておく必要があります。

 

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まず、未然に防ぐ対策としては、最初の契約の段階から「3月何日までに退去とする。」となるべく余裕を持てるようにする特約を取り付けてしまうのも一つです。

又は、解約通知が届いたその時はだいたい1ヶ月前なので、それまでに退去が出そうな部屋に手紙等を配布し入居者へ出来るだけ早く退去して頂ければ退去時の賃料を日割り精算にするなど「特典」をお付けし、1週間でも早く退去を促します。早期退去をしていただけるか交渉をします。
解約通知が出ているお部屋を把握し、いつ退去になるのか、どのようなタイプか仲介業者への告知をしっかりと行う事もとても重要です。

ポイントをきちんと抑えていれば、このような学生マンションは高い稼働率を維持できるタイプの物件ではないかと私は思います。

すでにこのようなマンションをお持ちの方はすでに実践済みだと思いますがこれから取得を検討されている方、是非、ポイントとして押さえてみて下さい。