2014年6月18日

【店舗付マンション】  店舗のリーシング 不動産業界の内情とは

スタッフコラム(木戸)

この記事は 1分45秒 程で読んで頂けます。

1階部分が店舗になっている1棟マンションが良くあるかと思います。
一般的に店舗は賃貸を付ける事が難しく、検討する場合にマイナス要因として考えられる方が多いと思いと思います。
確かに店舗は住居と比べて場所が重要となり賃料を下げたからといって簡単に賃貸が付く訳ではございません。

しかしながら、店舗は常連のお客がついて、商売が軌道に乗ってくると、長く借りてもらえるメリットがあります。店舗側からしても、多額の資金投下を行っており早々の移転や退去は容易ではございません。

また、店舗は住居と比べて建物の築年数による賃料への影響が少ないですし、家賃相場が住居系よりも画一化されておりませんので、退去後に賃料を上げることが可能の場合もあります。

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実際に当社でリーシングを行った物件で、数年間入居していた店舗が退去したのちに、賃料を大幅に上げて次の入居者がすぐに決まったケースもあります。

また、店舗のリーシングは店舗専門の不動産会社が存在します。

彼ら店舗専門の不動産会社は住居系の賃貸と比べて、一般に流通している物件よりも水面下の情報でリーシング活動を行っている傾向があります。

これは、店舗の場合退去予告が半年や一年、早くても3カ月前となっていることが多く、閉店や移転の告知は商売に関わりますので、タイミングの問題で、退去予告直後に物件情報をネットなどに掲載することが出来ない事も影響していると思われます。

場合によっては、退去予告の時点で、店舗で働いているスタッフも閉店することを知らない場合もあります。
そういった店舗専門の不動産会社と繋がりがあるか無いかも賃貸付けの大きなポイントになると思います。

店舗系の収益物件や一部店舗が入っている物件を、単に店舗という事だけでリスクと捉えずに、的確に判断する事も必要かも知れません。