2019年12月5日

CPM®の資格取得

スタッフコラム(木戸)

この記事は 2分56秒 程で読んで頂けます。

いつも大変お世話になっております。
 
響不動産リサーチの木戸です。
 
 
 
この約半年間、CPM®という資格を取るために講義を受けていたのですが、皆様はCPM®という資格をご存知でしょうか?
 
あまり知られていない資格だと思いますので、御紹介をさせて下さい。
 
 
 
CPMとはCertified Property Manager(サーティファイド プロパティー マネージャー)の略で、日本語に訳すと「不動産経営管理士」となります。
 
この資格は、アメリカのシカゴに本部を置く1933年に設立されたIREM(全米不動産管理協会)という団体が認定しており、全世界(日本・アメリカ・カナダ・中国・韓国・ブラジル・南アフリカ共和国・ウクライナなど)で約8,500人のCPM®が活躍しており、そのうち日本では500人程のCPM®が活躍しています。
 
 
 
参考URL : IREM JAPANのホームページはこちら
 
 
 
資格を取得するためには、約半年間かけて下記の科目の受講と各科目受講後のテストを通過し、検定試験を通過して、最終試験(MPSA試験)に合格する必要があります。
 
時間としては合計21日間、約150時間となります。
 
 
 
・不動産管理士のための倫理(2日間)
 
・不動産のメンテナンスとリスクマネージメント(2日間)
 
・集合住宅管理士のための販促とリース戦略(2日間)
 
・不動産管理士のための人材管理戦略の開発(2日間)
 
・不動産管理士のための財務計算と戦略の理解(2日間)
 
・不動産資産の融資と評価方法(2日間)
 
・不動産資産の実績評価(2日間)
 
・不動産資産の実績評価―上級応用(1日間)
 
・CPM001検定試験の事前勉強会(1日間)
 
・CPM001検定試験(1日間)
 
・不動産管理計画書の書き方と使い方(2日間)
 
・CPM®取得のための最終試験 MPSA試験(2日間)
 
 
 
最終試験のMPSA試験は9時~17時を2日間かけて行われる試験で、内容としてはオーナーの投資の目標が定められており、その目標を達成するための方法や分析を提案書として纏めるという試験です。
 
最初は2日もかけてそんなに書く事があるのかと思っていましたが、実際には昼食もおにぎりをダッシュで食べてすぐに試験に取り掛かり、試験が終わる最後の1分まで使い切りました。
 
体力と集中力も必要で、非常に厳しい試験でした。
 
 
 
試験の結果発表は年末の見込みですが、今回のCPM®受験で、収益不動産の投資の考え方や指標、プロパティマネージメントの考え方などを体系的に学ぶことが出来ました。
 
実務面だけでは何となく理解はしていても、明確に落とし込めない部分まで、理論的に学ぶことができ、スキルアップできたと実感しております。
 
 
 
この経験をお客様へ還元し、更なるサービス向上へつなげていきたいと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。