2019年11月13日

お部屋を借りる際の鍵交換

スタッフコラム(吉機)

この記事は 2分39秒 程で読んで頂けます。

大変お世話になります。
プロパティマネジメント事業部の吉機(よしき)と申します。

今回は「お部屋を借りる際の鍵交換」について書かせて頂きます。

賃貸物件を借りる時、大抵の場合は鍵交換を行います。

基本的にその費用は借主負担となります。
たまに、入居時の初期費用を抑える為に、鍵交換を断られる方もいらっしゃいます。
そこで、鍵交換はどうして必要なのか、借主が勝手に交換してもいいのか等、賃貸の鍵交換について書かせて頂きます。

鍵の交換費用は契約時の初期費用に含まれている場合が多く、入居前に新しい鍵と交換するのが一般的です。

そして、その代金は通常、賃貸借契約を締結する際に借主が貸主(管理会社)に支払います。
なので鍵を交換することが部屋を貸す条件の一つとなっています。
ただ稀に、賃貸借契約書の特約事項で取り交わすことにより、鍵交換なしでも部屋を借りられるといったケースもありますが鍵を交換しなかったことによって不具合が起きてもすべて自己責任になります。

そもそもなぜ入居時に鍵交換をするのかというと、防犯上に関する不安を取り除く為です。
通常、賃貸借契約の解約時に貸主(管理会社)が退去立会いを行いますが、その際に借主から鍵を返却して貰います。
でももし、新しい借主が入居時に鍵を交換しなければ、前の入居者が合鍵を持っていれば、部屋の中に侵入するという可能性があります。
もちろん、退去時には部屋の鍵を貸主に返却する義務があるので、しっかりと返却を確認さえすればリスクは避けられるかとおもいますが、実際問題として、貸主(管理会社)にそれを見抜く方法はありません。
その為、新しい入居者が安心して暮らせるように、鍵の交換を推奨しています。

では鍵の交換は借主が勝手にしてもよいのでしょうか?

借主から賃貸の鍵をなくしたり、防犯性を高めようとしたりして鍵を交換したいという問合せがあります。
その場合、勝手に交換してもよいのでしょうか。
大前提としては「賃貸物件で初めから備わっているものは全て貸主の所有物」となります。
ですので、「勝手に自分で鍵交換を行うのは基本的にはダメ」です。
どうしても自分で鍵交換をしたい場合は、貸主(管理会社)に許可をもらう必要があります。

では普通に使用していて壊れた場合はどうなるのでしょうか

鍵は消耗品ですので、10年も使用すれば鍵が回りにくくなったり、不具合が起こる場合があります。
法律的には「貸主に賃貸物の修繕義務がある」とある為、通常使用している上での故障の修繕は貸主側の負担となりますが、無理やり回そうとした等、故意により借主が故障させた場合は自己負担となりますので注意が必要です。

 

今回は以上となります。
最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。