2015年1月14日

【賃貸マンション リーシング】  学生マンションの客付け手法

スタッフコラム(重原)

この記事は 2分59秒 程で読んで頂けます。

2015年がスタート致しましたが、弊社の管理物件も早くもお申し込みを多数頂いております。

賃貸物件にもそれぞれターゲット層がいろいろあるかと思われますが(単身、ファミリー、新婚、法人契約、学生等)弊社への問い合わせ、申込の内容としては、新入学生様、法人様が多いように見受けられます。

そこで客付けにあたって学生マンションを例にした場合の客付けポイントとしては、学生マンションの場合、すでに入学が決まっている方は4月からの入学に備え、今の時期からお部屋探しをされております。入学前のガイダンスなどで学校に来る際に、近くの仲介業者を訪問してついでにお部屋も決めてしまうという流れです。

 

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学生マンションで問い合わせで多い条件の交渉としては、3月または4月から契約を開始してほしいという内容です。
平たく言えば入居は3月になるが、今(1月)の段階で先にに部屋を抑えてしまいたいということです。
この場合、約1ヶ月~3ヵ月の期間、賃料が頂けないというリスクがありますので受けるか受けまいか決めかねる場面も多くあるかと思います。

しかしこれを逆手に取り、抑えられた部屋を利用するという手段もあります。
入学生がいるという事は卒業される方もまた同じぐらい居ます。卒業生の退去のタイミングで多いのは卒業式以降すなわち3月末です。このタイミングで空く部屋を決めるというのが学生マンションを経営するうえで一番難しい営業だと私は思います。

退去予定が出ているお部屋をそのお部屋を内覧せずに入居者を決めるためにどうすればいいのか。

それは先ほどの【入居者は決まっているけれど入居はまだ先のお部屋】を【案内部屋】として利用し退去予定の部屋に客付けをしてしまいます。
これだと、ただ抑えられてまだ賃料が頂けないお部屋を最大限に有効利用できます。

 

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さらに、3月末や4月の入居のお客様はその分お部屋を利用できますのでかなりありがたいのが本音です。
このような手法をとるためには、仲介業者への空室予定状況の認知や条件の早目の設定、実際は見る事ができないお部屋の写真等を提供したり等の販促営業を行う事がポイントになってきます。

もちろん原状回復リフォームの工事の段取りや業者手配も迅速に行う必要もあります。これが間に合わなければ元も子もありませんよね。

同時に、退去者側へのアプローチも重要です。
入居者の学年を把握しておき卒業のタイミングを見計らったり入居者に一斉に手紙を配布し卒業生の早目の解約通知提出を促したり、解約通知を受領出来たら明渡し時期の交渉を行ったりすることも、学生マンションを客付けするに当たり重要なポイントとなります。

以上簡単ですが、学生マンションのこの時期の客付け手法の一つをまとめてみました。もちろんご存知の方も多いかと思いますがまだやった事がないという方は実行されてみてはいかがでしょうか。

学生が多いエリアで物件購入を考えている方は、その点を頭において、工事業者の手配が迅速な管理会社や学生へのリーシング営業が得意な管理会社を選ばれると良いかもしれませんね。