2016年6月23日

【賃貸マンション リーシング】  学生向けマンションの空室対策

スタッフコラム(中瀬)

この記事は 3分14秒 程で読んで頂けます。

物件を所有されておられるオーナー様の中には、入居者募集の際、学生がメインターゲットとなる又は学生専用のマンションをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
学生マンションにおいては、1~3月の受験・入学・卒業の時期が繁忙期となり、入居者が多く入れ替わる時期となります。

 

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4月以降は、当初実家から通学していたが、通学に時間がかかる為、引っ越しを考える方や、サークル活動やアルバイトで帰宅が遅くなる為、大学周辺でお住まいを探される方の動きはあるものの、繁忙期に比べると学生の動きが鈍る為、シーズン中にいかに空室を埋めてしまうかのが、重要となります。

また学生マンションの特徴として、新入生の入居者ですと、一度入居が決まってしまえば卒業までの間に引っ越しをされる方は少ない為、4年制の大学においては、4年間は空室となるリスクが低い事が挙げられます。

 

加えて、比較的退去の時期が読みやすい為、来年卒業の年に当たる方がいらっしゃる場合、シーズンで何室が空室になるのかを早い段階で把握でき、そちらに向けて募集活動を行える点がございます。

その反面、卒業式が3月中旬~下旬に行われる大学の場合、入居者が退去される時期が遅くなる為、仲介業者様にお客様を案内して頂けるお部屋が作りにくい、又退去後のお部屋の状態によっては、次の入居者の入居日までにリフォームが間に合わないというデメリットがございます。

 

実際にお部屋を内覧して入居を決める方が多い為、少しでも早い段階で内覧が出来るお部屋を作る事が重要となります。

弊社ではそちらの対策として、オーナー様にご相談させて頂き、早めに退去して頂ける方には、3月分賃料の日割りでの退去や、当月退去までの賃料をフリーレントにするなどの条件にて、卒業予定の方に事前に連絡を取り、可能な限り早めにお引越しをして頂くよう交渉を行います。

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また、年々一人暮らしをする学生が少なくなっているとのお話もございますが、その要因として、少子高齢化による学生数の減少だけでなく、親の収入低下により、実家から通学させるケースが増えている事も一因となっているようです。

 

実際、仲介業者様を訪問した際には、年々学生のお客様が減っている事や、探される物件の賃料価格帯が低くなっているとのお話を耳にしました。

 

入学の際に、かなりの費用がかかる為、お子様のお住まいを探す際には、少しでも費用を抑えられる物件を探す親御様が多いようです。
そのような方を取り込む為には、

・敷金・礼金を0円にする

・保証会社の加入を免除する

・フリーレント期間をつける

・家具・家電付きのお部屋にする

・インターネットを無料にする

上記のような提案が効果的かと思われます。

 

特に家具・家電付きのプランは、引越しの際の負担も少なく、必要な荷物だけで気軽に入居が出来る点から、人気のプランとなっています。

 

冷蔵庫・洗濯機・電子レンジの3点セットなどであれば、インターネットで比較的安い値段で揃えられる事から、オーナー様にとっても費用対効果の高い提案かと思われます。

 

このようなプランを作ることにより、他の競合物件との差別化が図れ、入居者の獲得に繋がるのではないでしょうか。