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先日、インテックス大阪にて開催されていた『賃貸住宅フェア2016』に行って参りました。
こちらの催しには、昨年も参加したのですが、賃貸経営セミナーや講演が開かれていたり賃貸住宅に関連する企業が出展していたりと、最新の賃貸住宅関連情報の収集ができ、非常に勉強になるイベントでした。
その中で、ある企業が出展されていた工法が、今後リフォームの際に役立つのではないかと思いましたのでご紹介させて頂きます。
そちらの工法とは「クロス再生工法」というもので、リフォームの際、お部屋のクロスを張り替える事無くクリーニングと補修によって再利用するといったものでした。
通常、入居者が退去された際、次の方が入居する前にリフォーム工事をしますが、経年劣化によりクロスが焼けていたり、家具や家電の設置跡の汚れや、タバコを吸われていた方であればヤニ汚れなどにより、クロスを貼り替えなければならない事が多々ございます。
また、全体的にはクロスが綺麗な状態であるにも関わらず、部分的に強い汚れがある為、綺麗な部分までも一緒に貼り替えなければならない事などもございます。
そんな中、「クロス再生工法」では上記のようなクロスの焼けやヤニ汚れに対しても貼り替える事無くクリーニングにより、新品同様にクロスを甦らせる事が可能で、クリーニングで取りきれない汚れがある部分についてはピンポイントで補修を行う為、綺麗な部分はそのまま使えるとの事でした。
私自身、「そのような強い汚れを除去するためには、人体に有害な強力な薬剤を使用しているのでは」とも思ったのですが、担当の方にお伺いすると、クロスを洗浄する薬剤には人体に有害な物質は含まれておらず、リフォーム後に入居される方の健康への影響については心配ないとのお話でした。
「クロス再生工法」のメリットとしては、
・貼り換えに比べ、コストが1/2~3/2程度で抑えられる。
・貼り換えに比べ、約半分の時間で施工が出来る。
・クロスを廃棄しない為、ゴミを減らす事が出来る。
以上のようなメリットがございます。
もちろんクロスの種類、寿命や汚れ具合などによっては、上記のクロス再生工法が適さない場合もあるかと存じますが、コストや施工時間も抑えられますので、リフォームの際の一つの選択肢になるのではないでしょうか。
物件を所有されているオーナー様にとっては、メリットのある工法であると思われますので、今後お部屋のリフォーム工事の際には、一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。