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現在私が携わっている案件で、少し大きめの不動産売却があります。
立地的には大阪市内でもトップクラスの物件で、どの様にすれば最高値で売却できるかコンサルとして関わっていました。
まずは、地権者との権利関係を整理し、お住まいになっている方の次の住まいも段取りを行い、関係者の意見をすり合わせし、売却をスタートしました。
今回、立地が大変良い物件でしたので、戸建て分譲や賃貸マンションではなく分譲マンション業者さんを中心に入札での売却を行いました。
私の当初の見込みでは坪230万円強ぐらいになるかと考えていましたが、事前のヒアリングで坪250万円を超える金額となりそうという意見が出てきていましたので、マンション業者さん各社は是非とも購入したいという強い意向を感じていました。
結果、開札してみると1社だけ坪300万円を超える金額を提示されました。
他の会社は200万円台後半まで金額が上がってきていましたが、ダントツの1番札は宗教法人さんでした。
宗教法人さんへの不動産売却は経験が無かったので、税制上優遇されている事は知っていましたが、詳しい事を勉強していませんでした。
宗教法人が不動産を取得する際に税制優遇措置を受けるには以下の条件があります。
1.宗教法人が専ら宗教の用に供するものであること
2.宗教法人法その他の法令(建築基準法等)に適合していること
3.宗教法人法及び法人規則に定める手続きを経て取得していること
上記の条件を満たせば、登録免許税、不動産取得税、固定資産税が非課税になります。
手続きは色々と面倒な事も多いのですが、それ以上のメリットがあります。
本気で宗教法人が買いたいと考えていれば、取得費用が全然違いますので他を寄せ付けない金額を提示出来るのは当然だと思います。
あまり詳細をお伝えする事は出来ませんが、今回たまたま近くに宗教法人があったおかげで、驚くような金額となりました。
すべてのケースに当てはまる訳ではありませんが、売却先として宗教法人を検討してみるのも良いかもしれません。
不動産の売却時には色々な方向からの視点が必要です。
売却をお考えの際には是非弊社にもお声掛けください。
お客様とってベストの答えを導き出せるよう、精一杯努力させて頂きます。