2014年11月5日

「全国環境対策機構」の活動 ご紹介とお願い

スタッフコラム(木下)

この記事は 2分59秒 程で読んで頂けます。

今週のコラムは弊社の取り組みの一つである、弊社が理事の1人を務める「一般社団法人 全国環境対策機構(通称JEO)」の活動についてお知らせとお願いをしたいと思います。

JEOのビジョンは「幼い子どもたちや生まれてくる生命のために、持続可能な社会の実現を 目指し、そのために、さまざまな人や組織が、自ら主人公となって、 持続可能社会の実現を目指す運動に参加できる仕組みづくりと、その 支援を行う。」としています。

 

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現在JEOがもっとも力を入れている活動が『エネルギーコミュニケーション活動』という取り組みです。
『エネルギーコミュニケーション活動』とは、様々な事情により養護を必要としている子供たちが暮らす児童養護施設へソーラー発電システムを寄贈しようという取り組みです。
ソーラー発電システムを寄贈する事で、限られた財源の中で苦慮されている施設運営の一助となり、尚且つ施設で暮らす子供達に自然エネルギーを身近に感じ興味を持ってもらう事が出来れば子供たちにとっても良い経験になると考えスタートしました。

 

先日、11月1日にこのエネルギーコミュニケーション活動の第1回目の寄贈を行う事がでました。贈呈式に私も出席させて頂きましたが、施設の方々もそこで暮らしている子供達にも大変喜んで頂けました。今回の寄贈では施設の模型を作り、屋上に設置した太陽光パネルとそこからどの様に電気が流れて行くのか目で見える様に致しました。
また、発電状況が常に見られるようにモニターを設置したので、子供達も大変興味しんしんで晴れの日も雨の日も発電状況を見てくれているようです。今回寄贈した児童養護施設で暮らしている子供は約70名で小学校1年生から高校生までが集団生活をしています。

皆さん様々な事情で施設に預けられていますが、その内の7割の子供は両親または父母どちらかは健在だそうです。児童養護施設は親のいない子供たちが暮らすところだという認識が強かったのですが、親がいるのに施設で暮らしている子供がこんなに多いとは思いませんでした。もちろん経済的な理由もあると思いますが、虐待などの理由で保護されている子供が約半分いるとの事でした。施設に訪問して感じた事は子供たちが本当に明るく、礼儀正しく育っていること、決してめぐまれた環境では無いのでしょうが、笑顔で挨拶してくれる子供達の姿や、模型を見ながら楽しそうに質問してくる姿を見て、たいした事は出来なくても、少しづつでも自分の出来る範囲でこの活動を続けて行こうと強く思いました。

 

大阪だけでも児童養護施設は数十か所あります。何年かかるかわかりませんが、求めてくれる施設がある限り続けて参りたいと思います。
しかし、JEOの会員になって頂いている方々の会費だけでは、全国にある沢山の施設への寄贈はまかなう事が出来ません。出来るだけ沢山の子供たちへ自然エネルギーを身近に感じてもらう為に会員の方々以外からの寄付もお願いしております。

もしご興味を持って頂ける方がおられれば是非JEOのホームページをご覧になって頂ければ幸いです。

宜しくお願い申し上げます。