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私は年末ぎりぎりに大阪市西区から中央区へ引っ越しをしました。
以前住んでいたマンションは新築で入居し、5年が経過していました。非常に便利な場所にあり、行きつけのお店も出来たりして出来て住み心地も良かったのですが、1Kの28㎡で少し手狭になっていましたので、急遽12月初めに引っ越しする事を決めて物件探しを始めました。
私も不動産会社に勤務していますので、レインズを見て広告されていない物件を探す事も出来るのですが、現地内覧を一人で確認しにいく手間等を考えると、賃貸業者にお任せした方が効率が良いと思い、主にネットに広告されている物件を物色する事から始めました。
その中で、大阪市西区堀江・分譲マンション・2LDK・60㎡・築10年の物件が賃料共益費込で9.5万円で募集されているのを発見しました。
相場では12万円程度は下らない物件でしたので、何か原因あるのではないかと思い、電話をして「この物件えらく賃料が安いのですが、何か理由があるのでしょうか?」と尋ねましたら、特段何もありませんとの事でしたので、内覧予約をしました。
内覧する為に店舗へ訪問し話を聞いてみると、なんとその物件は「1年の定期借家契約」が条件となり、貸主さんは更新を考えていないとの事でした。
更に、「募集を開始してから5か月経過しているので、7ヶ月間となります」との事でした。「なんじゃそれー!」でした。
貸主さんの定期借家の事情をお伺いしても、ぼやかすような返答しか返って来ません。
そうこうしている間に細かく希望条件をヒアリングされ、いくつか物件を紹介して貰いました。おそらく、20物件程度は紹介されたと思います。
正直最初は、少しこの業者さん大丈夫かな?と思っていましたが、思いのほかきちんと対応して頂き、紳士的な対応して頂いたこともあり、そこの賃貸業者さんが提案してくれた物件の中で引っ越し先を決めました。
元々は西区限定で探していたのですが、賃料・ペット可・駅からの距離・築年数・管理状況など自分の希望を総合的に考えた結果、賃貸業者さんに勧められた中央区のマンションに最終的に決まりました。引っ越しから少ししか経過していませんが、思いのほか満足しています。
この体験の中で私が感じたのはやはり【餅は餅屋】だと言う事です。
皆さん当然【綺麗・場所が良い・日当り良好・家賃が安い・管理状況が良い・設備が良い…etc】上記のような事を考えます。
しかしすべての希望条件を満たす完璧な物件は殆どありません。
どこが妥協出来るのか、どこが譲れないポイントかを賃貸業者の担当者の経験談や話を聞きながら、自分の中で作り上げていき、納得出来たら契約するのです。
何が言いたいかと言うと、多くの場合は賃貸業者の担当者がリードして物件が決まっていくのです。
その中で重要だと感じたのは、
①何か1点物件のアピールポイントを持つこと。
とにかく家賃が安い、日当たりがすごくいい、管理がすごく良いなど賃貸業者の担当者が決めやすいポイントが必要です。完璧な物件は無いのですから、譲れないポイントの中で確実に入居を決めて貰える事が重要です。(バランスの良さもアピールポイントの一つと思います。)
②賃貸業者の担当者と良好な関係を作っておくこと。
多くの場合は賃貸業者の担当者がリードして、物件が決まっていくので紹介して貰い易くしておく事が重要です。賃貸業者の担当者も人間ですので、物件が良くても話する事も嫌な管理会社や貸主の物件は紹介しません。
③すぐに案内出来る環境を整える
多くの物件を探している方は、ネットで問合せをした後に店舗へ訪問しその場でいくつもの物件の提案を受けます。そして当日の内に数物件現地案件を受けます。
賃貸業者の担当者は、カギを取りにいく行為をものすごく嫌がります。なぜかというと数物件を纏めて案内するのに、案内ルートを考える必要もある中で1物件だけ鍵を取りに行くのが面倒だからです。
以上の内容が私の体験の中から感じた事です。賃貸運営する上で少しでもご参考になれば幸いです。