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直近3回の「大阪市内・区分所有マンション」に限定し、競売の落札結果の動向をお伝えさせて頂きます。
ここ数年で競売物件の落札価額が上昇しており、現在も高い金額での落札が続いております。
開札期日が平成28年8月12日・平成28年8月29日・平成28年9月13日の直近3回の状況は次の通りです。
入札物件数は、31物件。
売却価額は売却基準価額の0.85倍から3.11倍と物件により非常に大きな差がありました。
これを見ると、売却基準価額以下でも購入可能と思ってしまいますが、全31物件の内、売却基準価額を下回ったものは1件のみでした。
31物件の平均は1.84倍と物件にもよりますが、やはり今でも売却基準価額の2倍程度が一つの目安になっています。
31物件の内、落札しているのは個人?法人?どうなのでしょうか。
実は、31物件中31物件が法人による落札となっているのです。
これは、市場での物件の価格が高騰し、仲介出来る物件は勿論法人自身が保有する物件も少なくなっていることから競売への参加に繋がっているのだと考えられます。
入札者数も2物件のみ入札者数1件で、他の物件は一番少ない物で5件、一番多いものでは23件という競争率です。
しかし、いつまでもこのような状況は続かないのではないでしょうか。
市場での物件価格が落ち着いてくれば競売の売却価額も落ち着いてくると考えられます。
競売で物件を落札したいとお考えの方は、市場での物件の状況を見ながら競売に参加するタイミングを見て行くことおすすめ致します。