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今や賃貸でお部屋を契約する際、ほとんどのオーナー様・管理会社が、保証会社への加入を条件としています。
財団法人 日本賃貸住宅管理協会の調べでは、約80%が保証会社への加入を要求しており、大阪市内においては、ほぼ100%に近いとの事です。
これらの背景には、オーナー様や管理会社が、確実に賃料を回収したいという事情だけではなく、一人身や身寄りのない方で、連帯保証人がつけられない方が増加している事もあるかと思われます。
一言に保証会社と言っても、様々な種類があります。
大別すると、
・信販系保証会社
・全国賃貸保証業協会加入業者
・賃貸保証機構加入業者
・独立系保証会社
以上の様な種類に分けられます。
特徴と致しましては
・信販系保証会社
審査の際、個人情報信用機関の信用情報を取得し利用する為、
過去に金融事故を起こした方などは、審査に通らない事が多いと思われます。
・全国賃貸保証業協会加入業者
審査の際、個人情報信用機関の利用が出来ない為、
協会加入業者間でブラックリストへの登録などの情報共有を行い、申込者の属性によって審査を行います。
・賃貸保証機構加入業者
審査の際、個人情報信用機関の利用が出来ず、加入業者間での情報共有も行わない為、
申込者の情報や提出書類などから判断し、審査を行います。
・独立系保証会社
審査の際、個人情報信用機関の利用が出来ず、協会や機構への加入もありません。
独自の調査や、申込者の情報や提出書類などから判断し、審査を行います。
上記の様な多くの保証会社がある中、どのような保証会社を利用するか迷われるオーナー様もいらっしゃるかと思います。
一つの判断材料に、保証の内容が挙げられます。
保証会社の種類やプランによっては、保証の内容に違いがあり、月々の賃料の保証だけではなく、
退去の際のお部屋の現状回復費の保証や、お部屋内の残置物の撤去費用の保証、居室内での自然死や自殺があった際の保証など、様々な違いや保証金額の幅があります。
手厚い保証がある会社やプランほど、申込者が負担する初回保証料が多い傾向にはありますが、
オーナー様にとって最も良いのは、そのような手厚い保証がある保証会社やプランであると思われます。
今現在保証会社を利用しておられるオーナー様は、どのような会社のどのようなプランなのかを把握され、
今後の契約の際には、利用される保証会社の種類やプランを改めて検討されてみてはいかがでしょうか。