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本日は、入居者を募集するために行なったリフォームの事例をお話させていただきます。
弊社のお客様で社会人需要の多いエリアで区分を数戸所有されていらっしゃるお客様より9月に「入居者から解約通知が届いた」とご連絡をいただきました。
解約は1ヶ月前予告の契約となっていましたので、10月分の賃料まで支払うが9月中に退去したいとのことでした。
11月1日までに入居募集すればオーナー様の賃料収入の空白期間が無くなることとなります。
そこで退去後、オーナー様と現地で相談し、出来る限り早く入居者を決めるためにリフォームをどの程度行うかを打合せいたしました。
私とオーナー様はコストを第一に考えるリフォームを考えました。しかし、オーナー様と一緒に来られていたオーナー様の会社の女性が「せっかくの高層階だから少しコストが掛かっても女性の入居者を入れましょう。」と提案して下さいました。
オーナー様も全てその女性に任せると言い、クロスの色と柄、CFの色、設備の交換箇所を女性目線で決定していただきました。私とオーナー様は賃料を今までと同じ水準を保つため、トイレに新品のウォシュレットを付ける方向でいたのですが、その女性は「ウォシュレットは要らない!」と一蹴。
それよりも新品のIHコンロ、エアコンに交換する方が絶対にいいとのことでした。
リフォーム中から数件の案内がありましたが、入居申込みには至りませんでした。しかし、リフォームが完了し募集広告を即入居可にして3日で入居申込みが入りました。
入居者は社会人の女性!しかも決めてはCFの色がお洒落だったからとのこと。私もオーナー様も女性目線でのリフォームに感心しっぱなしでした。オーナー様は今後他のお部屋もリフォームに関してはその女性に任せるとのことです。
男性はどうしてもコストばかりに目が行ってしまいがちです。勿論、収益として物件を所有している以上、コストを意識するのは大切なことです。
しかし、少し多くお金を掛けてもすぐに入居者が決まればすぐにリフォーム費用は取り戻せるのです。いつもと同じのリフォームで安く抑えたとしても空室期間が長くなるのであればそちらの方がマイナスなのです。
しかも、コストを掛ける箇所を間違えなければ賃料のアップも可能となるのです。今回のお部屋も前入居者の時より少しだけですが賃料アップすることが出来ました。
頭では分かっているのですが、実際に女性目線のリフォームで経験し、改めて入居者を絞込み、そのイメージに合わせたリフォームの大切さを考えさせられました。
入居者がなかなか決まらないとお悩みのオーナ様、いつもと違う視点でリフォームを行なってみては如何でしょうか?
たまには身近にいる女性に意見を聞いてみてはいかがでしょうか?
きっといつもと違う結果になることと思います。