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当社は平成18年に設立しました。今期6期目で、今年12月1日から7期目となります。
私は設立後、間もなくして入社したのですが、その当時は現在のポータルサイトである「健美家」等が立ち上がり始めた頃で、インターネットを使って収益物件の情報提供をする事が当たり前の時代ではありませんでした。
当社もその当時はとにかく、多くの情報を提供しようという事で、100件近くの物件情報を常時掲載しておりました。
しかしその当時はファンドが積極的に物件を取得していた時期で価格も今と比べて高騰しておりましたが、金融機関の融資も緩かったので業者が物件を積極的に取得していました。
そのような状況だったので、個人投資家等のエンドさん向けの仲介をあえてやっていこうという会社も少数でした。
しかし、その後リーマンショックが起こり、大手を含む多くの不動産会社が倒産したりリストラを進めるたりする中で、独立・起業が相次ぎました。
リーマンショック後の不動産会社は一部の資金力のある会社を除いて大部分の会社が金融機関から融資を受ける事が出来ませんでしたので、独立・起業する会社は主に個人投資家等のエンドさん向けの事業をメインとする事が多かったのです。
そのような事もあり、健美屋や楽待等のポータルサイトを利用する不動産会社が急速に増え、規模も大きくなりました。
現在はfacebookやツイッター等で、エンドさんと不動産会社との垣根が更に無くなりエンドさんも、川上の情報を取りやすくなっているのではないでしょうか?
もはやエンドさんと専業の不動産会社は同じステージで戦っていると言っても過言ではないかもしれません。
仲介会社は毎日多くの物件情報に触れます。
しかし、これは良いと思える物件は本当にごく一部です。
「この物件は容積がオーバーしているし、3点ユニットだけど、Aさんは自主管理していて同じような物件を既に持っているし、利回重視だから提案してみようかな」
「利回りは少し低めだけど、場所が良いし、これからの賃料下落も少なそうだし、長期で安定して保有出来そうだから、Bさん向きかな」
「物件としてはすごくいいけれど、情報がかなり出回っているようだし、提案しても他決される可能性が高い物件だな。他決されるとCさんは怒るだろうから、やめておこう」
「管理状況がかなりひどい。磨けば転売も出来そうだが調査していく中で色々問題点が出てきそうだ。有る程度目をつむって貰えるDさんへ提案しよう」
物件情報を見ながら上記の様な事を営業マンは考えています。
良い物件情報を仕入れるには、他とは違う特色を認知させると効果が出るかも知れません。
私も出来るだけお客様のご要望をお聞きして、見合う物件をご提案出来るように日々頑張りますので今後ともよろしくお願い申し上げます。