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前回のコラムでお伝えさせて頂いておりました区分所有マンションの賃貸募集ですが、入居者が決まりましたのでご報告させて頂きます。
オーナー様の意向で、属性を重視したいため「賃料は前入居者と同じ(相場より3,000円高い)・同じ物件の他のお部屋と差別化するためにウォシュレットの設置とカラークロスをアクセントに利用・CFを白に変更」ということで募集を開始致しました。
仲介業者様は物件のことを良く知っていらっしゃいますので物件資料を渡しただけで、元の仕様と何が変わっているのかを分かって頂けるぐらいでした。
事前に私も他のお部屋で入居募集中のお部屋を全て確認しており、「お部屋にウォシュレットが設置されていないこと、CFが新築時からのものであること」を知っておりました。
仲介業者様は、お客様を連れて必ずいくつかの部屋を案内されます。
その際に、綺麗さ・設備の充実度が記憶に残るようにリフォームを行いました。
募集から年末年始を挟んで一ケ月後、社宅として法人契約で申し込みを頂きました。
仲介業者様からは、「同じ物件の他の部屋も同等の物件も案内しました。その中でウォッシュレットが付いていたこと、CFの色が白くてお部屋の中が明るいことで入居者様にすぐに決めて頂けました。」と言って頂けました。
ウォシュレットの設置等設備のグレードアップは、必ず行わなければならないことではありません。リフォームに掛ける費用は最小限に抑え、入居者を募集していくことが収益を上げるためには本来必要なのかも知れません。
しかし、空室期間が続けばそれが一番マイナスです。空室期間が長くなってしまうのであれば、一ヶ月分の賃料の範囲内で設備の充実を図った方が長い目で見るとプラスです。
結果的には、空室期間は1月の一ケ月だけとなりました。
設備とは違いますが、仲介業者に出す広告料も同じだと思います。
入居者募集を行う際に、絶対に正しい方法というのはありません。賃料を安くする、設備を充実させる、広告料を上げる、どの方法も物件や地域・募集活動を行う時期によっては大変効果的な方法です。
繁忙期も残り二ヶ月を切りました。
現在入居者募集を行われているオーナー様にこのご報告が少しでもお役に立てれば幸いでございます。