2014年2月19日

大阪梅田・JR大阪三越伊勢丹  私の感想

スタッフコラム(豊田)

この記事は 2分24秒 程で読んで頂けます。

先日、JR大阪三越伊勢丹百貨店の売場面積を縮小し、隣接の専門店街「ルクア」と一体運営することを柱とする再建策を行うことが発表されました。
15年春には売場面積が現在の5万平方メートルから約半分に縮小されます。呉服、美術、リビング関連は縮小、撤退する分野として、収益性が高い衣料品、雑貨部門は残す方向のようです。また、再建に伴い、店舗名も変更する方針を明らかにしました。新店舗の名称は未定としていますが「三越伊勢丹」のブランド名が消える可能性もあります。平成27年春に改装オープンが予定されています。

 

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個人的な意見として、伊勢丹は「期待以下」でした。
新宿伊勢丹では、バイヤーの自主編集売り場があったり、他の百貨店には誘致できないようなスイーツブランドが期間限定でオープンしたりと、他の百貨店では買えないものが揃っていることが有名です。20~30代の女性に人気があり、さらに紳士服の専門「メンズ館」をオープンさせ男性客、「Isetan Girl」は10代女性の取り込みに成功しました。結果、日本国内の百貨店売上ランキングでも圧倒的ナンバーワンの売上を誇っています。

その大きな期待感を持った上で大阪の伊勢丹を見ると、がっかりしたというのが正直な感想です。
売場面積の狭さから商品数やブランドが少なく、何も購入しないことが続くと足が遠のきがちになりました。梅田には百貨店やショッピングモールが数多くあるため、結果的に伊勢丹以外へ行くようになりました。

伊勢丹でなければならない理由が見つからなかったのです。

 

businessmen drawing

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伊勢丹の業績不振には様々な理由が囁かれていますが、ブランディングの失敗が一因だと考えます。
「○○でなければならない」
「○○が良い」
このようにお客様にとって特別な存在になることができなかったのではないでしょうか。

弊社もお客様にとって特別な存在になれるよう、どのようなことが望まれているのか、日々模索しております。
経営理念にもございます”私たちの目標は「一度きりの取引」ではなく「一生のお付き合い」です。”一生お付き合いいただけるような特別な存在でありたいと思います。

 

※ブランディングとは
顧客や消費者にとって価値のあるブランドを構築するための活動。