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近畿日本鉄道は22日、日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の全面開業日をこれまで「来年春」としていましたが、来年3月7日に決めたと発表しました。
ビル内には
”近鉄百貨店” ”美術館” ”オフィス” ”大阪マリオット都ホテル” ”展望台” が入る予定です。
”近鉄百貨店”は
B2Fから14Fの部分、売場面積は10万平方メートル、日本一の広さとなります。この増床のため近鉄百貨店は約230億円を投資したようです。
第1期として6月にタワー館を先行開業、第2期にウィング館の4~8階を10月に開業、来年3月7日にウィング館の残りを含め全館グランドオープンの予定です。
日本一の売場面積を唱った商業施設は、梅田のグランフロント大阪同様、「大阪のランドマーク」として注目を集め、大阪市内の商業施設の競争を加速させるでしょう。
”美術館”は
「あべのハルカス美術館」の名称で16Fに設置される予定です。「ターミナル立地にふさわしい、誰もが気軽に芸術・文化を体験し楽しめる都市型美術館」をコンセプトに、国宝や重要文化財が展示されます。オープンは全面開業より2週間ほど遅れた22日になります。
”オフィス”は
1フロア2,400㎡と大阪地区有数の広さを誇り、18Fに金融フロア、23・24Fには大阪大谷大学を始めとした4大学のサテライトキャンパス、その他「先端予防医療センター」がオープンする予定です。
”大阪マリオット都ホテル”は
360室の客室を38Fから55Fに、レストランを57Fと眺望を楽しめる高層階に設けます。「マリオット」ブランドは関西初となることでも注目を集めています。
”展望台”は
入場料金を大人1500円、中高生1200円、小学生700円、幼児(4歳以上)500円と発表されました。
あべのハルカスは、近鉄大阪線「大阪阿部野橋」駅や地下鉄・阪堺線「阿倍野」駅から直結、JR「天王寺」駅からも近く、大阪南部のターミナル駅となります。
関西国際空港からも直通の路線が運行されていることから、国内外の集客を見込んでいるようです。
観光業の他、周辺住宅価格の高騰など、大阪の活性化に繋がることが予想されています。
参考 : 読売新聞 2013年10月23日付