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3月8日、林野庁から国産木材を使い住宅を建てた施主に対してポイントが発行される、【木材利用ポイント制度】が発表されました。
発行されたポイントは、農産品や商品券などと交換できる事になります。
この制度の目的は、輸入木材に押されている国産木材の利用を促し、適切に伐採した国産材を使うことで、日本の山が守られ、林業の衰退を食い止めることです。
木材利用ポイントの付与対象は
・木造住宅の新築・増築または購入
・リフォーム工事等による、住宅の床、内壁及び外壁の木質化工事
・木材製品、木質ペレットストーブ等の購入 など
期間は、平成25年4月1日から翌年3月31日までに工事契約を締結したものとされ、その他、事務局や各都道府県が定める協議会から認定された登録事業者が工事を施行すること、工法や使用木材について指定があること等制約があります。
国産材は高価という認識が業界には根強く、工事費を抑えたい施主にはマッチしませんでした。
しかし現在の為替相場であれば、外材よりも安価になる材料もあるようです。
ポイント制度に加えて工事費を抑えることができれば、国内の林業の建て直しが見込まれるかもしれません。
また国産材の需要が高まれば、メーカーや生産者のネットワークができ、いい商品を安定して供給できるようになりますし、そのネットワークを活用した新たな商品開発など視野が広がります。林業や住宅業界全体が活性化すれば、ビジネスチャンスにもつながるのでは、と期待の声が上がっているようです。
ただしポイント制度に適用される工事契約期間に入っていますが、住宅施工業者及び材料、ポイント還元商品の登録は現在受付中となっております。
この制度を利用される方は、今後決定される規定を注視する必要があります。
詳細は、「公益社団法人国土緑化推進機構」をご確認下さい。