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和室のあるお部屋は人気がない?!
今週は「賃貸住宅における和室の需要」についてお知らせ致します。
築15年程度経ったマンションの和室をどの程度リフォームしてほしいと思うか?
を、某社がアンケートを行い、その結果が発表されました。
アンケートの結果、和室のリフォームを希望する人は全体の56%でした!!
希望のリフォーム内容は
① 押入れをクローゼットに変更するレベルで良い 約12%
② 上記プラス、畳をデザイン性の高い琉球畳などに交換 約18%
③ 完全に洋室に変更し、建具も新品に変更してほしい 約27%
リフォームを希望されるお客様を大きく分類すると、
「和室でよいがデザインや機能は向上させたい」層と、「和室を許容しない」全面交換を希望する層に分かれます。
その層の比率は、ほぼ同じ1:1になります。
では、実際にリフォームに必要となる費用はどうでしょう?
あくまで目安としての金額になりますが、
① 約25万円程度
② 約35万円程度
③ 約70万円程度
必要になります。
さて、上記のアンケート結果をご覧になられて、また、それにかかる費用をご覧になられて、皆さんはどうお考えになられますか?
費用対効果を考えてみますと、
70万円のリフォームをすれば一番喜ばれる事は間違い有りませんが、そのままの和室でも良いというお客様も44%はいる事も考えますと、25万円のリフォームをして、差額の45万円分家賃を下げて募集する、広告料を1カ月多く出す等の方法も検討する余地は有りそうですよね。
他にも、70万円あればキッチンの入れ替えはもちろん、お風呂の入れ替えも可能でしょう。
他にも給湯器の交換やフローリングの張り替えなど、出来る事は沢山あると思います。
和室が無いから決めるお客様と、キッチンや水周りが新品だから決めるお客様、どちらが多いでしょうか?
ちなみに、最近弊社でリフォーム工事をしたマンションでは、20室中10室が洋室のみ、残り10室は和室のあるままのお部屋にしました。
現在までの結果として、特にどちらが早く埋まるという事も無く、だいたい同じペースで埋まっていっています。
1番大切な事は、想定する入居者のターゲットはどの様なお客様なのか!!
入居者のターゲットが若年層の単身者やDINKSか、高齢者や小さいお子さんのいるファミリーかをしっかりと見極めてリフォームされる事をお勧めします。