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不動産経済研究所(東京・新宿)が16日に発表した7月の近畿2府4県のマンション市場動向調査では、新規発売戸数は前年同月比12.4%増の1414戸と3カ月ぶりに前年同月を上回りました。
東京都23区などが低迷した首都圏に対し、近畿圏ではけん引役の大阪市が好調だったようです。
7月の発売戸数は、近畿圏全体で1,414戸でした。
これは、前月比6.8%減でしたが、3ヶ月ぶりの前年同月比12.4%増という結果となりました。
契約率の推移
前年同月比 | ||
2013年7月 | 87.0% | - |
2014年7月 | 77.1% | 9.9%減 |
2015年7月 | 75.1% | 2.0%減 |
2016年7月 | 74.6% | 0.5%減 |
前年同月比は0.5%減でしたが、前月6月も73.3%と、2ヶ月連続で好不調の目安である7割を上回りました。
地域別契約率
大阪市部 81.8%
大阪府下 68.2%
神戸市部 78.5%
兵庫県下 53.0%
京都市部 62.7%
京都府下 92.9%
奈良県 73.9%
滋賀県 40.0%
新築マンション価格の推移
1戸あたりの平均価格 | 前年同月比 | |
2013年7月 | 3,522万円 | - |
2014年7月 | 3,618万円 | 104万円増 |
2015年7月 | 3,578万円 | 40万円減 |
2016年7月 | 3,841万円 | 263万円増 |
2016年7月は、前年同月比263万円の7.4%増、平米単価は63.4万円の6.9%増です。
1戸あたりの価格は2ヶ月連続のアップ、平米単価は13ヶ月連続のアップです。
販売在庫数は2,401戸、前月末比19戸の増加になりました。
一方、即日完売物件は3物件54戸(全体の3.8%)ありました。
同価格が1.5倍程度の首都圏で発売戸数と契約率が下がったのに対し、近畿圏は発売数、価格ともに上昇しました。
大阪府下、京都市部以外の、大阪市、神戸市、兵庫県下、京都府下、奈良県、滋賀県で供給率がアップしました。
また南大阪エリアの安価物件のシェア増により、大阪府下が唯一平米単価ダウンしました。
詳細は下記サイトをご覧ください。
参考サイト : 不動産経済研究所「近畿圏のマンション市場動向 2016年7月度」