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不動産情報サイト「事業者連絡協議会」が「不動産情報サイト利用者意識アンケート」を発表しました。
そのアンケートより【物件情報の検索デバイス】の結果をピックアップしたいと思います。
◆不動産情報サイト利用者意識アンケート
期間:平成27年3月19日~5月17日
対象:携帯・スマートフォン・タブレット利用者を含む、不動産情報サイトでの物件検索経験者1,323人(男性28.9%、女性71.1%)
アンケート:物件情報は何を使って調べたか(複数回答可)
PC | スマートフォン | タブレット(iPadなど) | |
平成23年 | 88.1% | 12.7% | 0.5% |
平成24年 | 96.4% | 15.2% | 0.5% |
平成25年 | 76.7% | 25.8% | 5.8% |
平成26年 | 80.2% | 53.4% | 9.3% |
平成27年 | 48.9% | 84.6% | 10.3% |
平成27年はスマートフォンが最も多く、次いでPC、タブレットという順になりました。
スマートフォンはここ2年で急速に伸び、初めてPCを逆転、さらに大きく差を広げました。
年代別に比較すると
20代・30代・40代はPCをスマートフォンが上回りました。
PCの方が多い50代でも、PC67.8%、スマートフォン55.1%と、スマートフォンは半数を超える結果となりました。
売買・賃貸別に比較すると
やはり2015年からPCをスマートフォンが上回る結果となりました。
売買ではPC53.4%、スマートフォン81.4%
賃貸ではPC45.0%、スマートフォン87.3%
このように、PCからスマートフォンでの検索が主流になっている結果が出ました。
また、問い合わせ・訪問時に不動産会社を選ぶ際のポイントについてアンケートをとったところ、トップは「物件の写真の点数が多い」71.9%、2位には「他にもたくさんの物件を掲載している」でした。
その他売買検討者では「物件のウィークポイントも書かれている」35.8%が3位で前回調査より2ランクもアップし、マイナス情報の開示を求める人が増加していることもわかりました。
1~3位の結果を見ても、来店や問い合わせをする前段階で出来るだけ多くの情報を掲載する事が問い合わせの決め手になっていると思われます。
以前は、情報を少なくする事で問い合わせに繋げようとする不動産会社も多く見られましたが、インターネットの普及により消費者の感覚が大きく変わっている事が良くわかる結果となりました。