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観光庁によると、4~6月期の訪日外国人旅行者数は596万人と前年同期と比べ19%増えました。
特に関西方面の空港に発着するLCCは国際線に占める割合が首都圏に比べても高く、訪日外国人の利便性が増しています。
関西国際空港の国際線に占めるLCCの割合は3月末から10月末の夏ダイヤで33.3%と、前年より3.5ポイント上昇しました。
訪日外国人の需要増に対応し、ドラッグストアは大阪の繁華街への新規出店を増やしています。
ツルハホールディングスは大阪市中央区に相次ぎ出店、「単価は下がっているが、客数増加で売り上げは堅調」(同社)といいます。
ココカラファインは訪日外国人増加に対応して免税対応の店を増やし、特に化粧品などの売り上げが伸びているようです。
円高の進展に加え、中国は海外から持ち込む高額品への関税を引き上げており、手ごろな日用品に訪日客の需要は移っているようです。
一方で、大阪よりも上昇ペースが速かった東京・銀座は3.3平方メートル40万円と4四半期連続で横ばいが続いております。
「訪日外国人客の消費行動に変化がみられる」と指摘する専門家もいます。
参考資料:日本経済新聞 2016年8月8日号