2016年1月7日

【JR西日本の新駅開業】  2016年春開業予定!「摩耶」駅・「東姫路」駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)は、神戸線六甲道―灘間で2016年春に開業予定の新駅の名称を「摩耶」駅、御着―姫路間の新駅は「東姫路」駅と発表しました。

 
「摩耶」駅は事業費のほぼ全額に相当する約40億円をJR西日本が負担しました。
地元自治体が積極的に誘致したためではなく、住宅が密集しているエリアで、新たな乗客を獲得できると判断したJR西日本が設置を決めたためです。
予定地は「灘」駅の東0.9kmの距離にある灘区灘南通4丁目付近です。
JR貨物の神戸港駅につながる支線や機関車を付け替える線路などがありましたが、神戸港駅が2003年に廃止されたのに伴い、広大な遊休地が発生した場所です。

 

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そのJR西日本の保有する遊休地を活用し、ホームの上に改札口がある橋上駅を建設する予定です。
折り返し運転が可能な線路も設け、ダイヤが乱れた際の影響も抑える措置をとるようです。

駅の整備と近隣の大規模な分譲マンションの開発を組み合わせ、1日当たりの乗車人員は8,000人を見込むとしています。
周辺には阪神本線「西灘」駅と阪急神戸線「王子公園」駅が近接しており、各社の競争激化が予想されています。
その他、エコメニューを積極的に取り入れる予定です。

「省エネルギー」では
・直流電力変換装置の導入 ※JR西日本で初導入
・照明全LED化
・最適な照明制御
・回生電力エレベーター
・回生電力エスカレーター

 

「創エネルギー」は太陽光発電パネル

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「省資源」は節水トイレ
上記のエコメニューを導入することにより、従来の同規模の駅と比較して、50%以上の消費電力を削減することが可能になるそうです。

 

「東姫路」駅は、事業費27億円でJR西日本と姫路市、国が3分の1ずつ負担しました。

「御着」駅から2.4km、「姫路」駅から1.9km、市川の西岸に建設予定です。
普通、快速電車が停車し、1日当たりの乗車人員は3,000人を予定しています。
「摩耶」駅では、すでに周辺に大規模な分譲マンション(730戸)の建設が予定されており、駅周辺の土地価格や商業施設の建設等影響が出てくるかもしれません。

 

来春の開業後も注視すべきエリアではないでしょうか。