2017年3月22日

コインランドリー投資の活況

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全国でコインランドリーの店舗数が増え続けています。

 


厚生労働省の調査によると、2001年度は12,502店舗、毎年度右肩上がりで増え続け、2013年度には16,693店舗と約4,000店舗増加しました。

 
家庭の洗濯機保有率が9割を超えているにもかかわらず、コインランドリーの需要が高まっているようです。

 

 

 

では、コインランドリーを利用するメリットとは何でしょうか?

 

 

・布団やカーペットなど、家では洗えないものを洗える
・家庭用の洗濯機では何度も回す必要のある大容量の洗濯物が、まとめて一気に洗える
・コインランドリーで洗濯をしている間、買い物や子供の送迎など時間を有効に使える
・家庭用より性能が高い業務用の洗濯機や乾燥機を使えば時間短縮できる
・業務用乾燥機は家庭用より高温になり、ダニやカビ駆除に有効
・集合住宅で、洗濯機の使用が禁止されている時間帯でも洗濯ができる

 

 
上記のメリットからわかるように、これまでの洗濯機を持たない独身層から、家事の時間短縮を目的とした主婦層へと利用者層の変化が見えます。

 

需要が高まっているため、コインランドリーの店舗数が増え続けており、そのコインランドリーはかつての土地活用の手段のひとつから、新たな投資先として注目されています。

不動産価格の高騰により、高い利回りが見込めなくなっていることが一因です。

 

 

また、不動産の購入に比べて初期投資が安い点も魅力の一つのようです。
例えば、店舗面積が30平米で10台の洗濯・乾燥機を設置した場合、1,500~2,000万円程の金額になるようです。

 

 

その他、運営に手間がかからないことや、現金商売のため代金未回収も起き辛いというメリットがあります。

 

 

新たに店舗用地を探すところから始める以外にも、既に所有しているファミリータイプのマンション共用部に業務用洗濯機と乾燥機を設置するだけでも、収益に繋がりますね。

 

需要が増えているコインランドリーですが、日本では利用率はまだ全体の5%だと言われています。
欧米での利用率は20%を超えるという市場調査もあり、今後さらに期待できるビジネスかもしれません。

 

 

 

参考資料:全国賃貸住宅新聞 1月23日・30日号