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今回は、平成26年に大阪地方裁判所本庁から公告されました競売物件のデータをお届けさせていただきます。
競売物件の種別は大きく分けて「土地」「戸建て」「マンション」「その他」の4つに分類されます。
一棟収益マンション・アパート・ビル、一軒家、連棟式居宅の一戸は「戸建て」、区分所有マンション・事務所は「マンション」となります。
平成26年の物件総数は1,325件でした。
内訳は、土地53件・戸建て778件・マンション494件となっております。
平成25年は、土地58件・戸建て900件・マンション621件で物件総数は1,579件でしたので、物件総数で前年比約83.9%と非常に少なくなっているのが分かります。また、昨年は公告されても取下げられる物件が増えてきたように感じます。
これは、市場での取引が活発になってきたことに加え、市場での流通価格が上昇してきていることが考えられます。この状況はもうしばらくの間は続くのではないかと思われます。
物件数が減少していきますと、1物件に対して入札者が多くなり落札価額が上がって行きます。権利関係や建物の状況にも寄りますが、比較的リスクの少ない物件は落札価額も2倍を超えるものがあります。
逆にリスクの高い物件(動産類が非常に多い、リフォーム代が非常に掛かる、競売の対象が建物又は土地だけ等)は競争相手が少なく売却基準価額以下で購入出来るものもあります。
物件の取得の取得目的や物件代金以外に使用可能な予算に応じて物件を選定することから始めてみては如何でしょうか。
取得目的は賃貸(居住用)だが目的は達成出来るの?
どのようなリスクが考えられるか分からない?
などのご質問やご相談がございましたら承りますので、お気軽にお問合せ下さい。
今後ともよろしくお願い申し上げます。