2013年11月20日

【響の事業】  農地の商品化

スタッフコラム(木下)

この記事は 2分23秒 程で読んで頂けます。

現在、弊社では農地を取得しロードサイド店舗を誘致する事業に取り組んでいます。

 

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大まかな流れは、
1.地主さんと土地取得に関する基本合意を得る
2.出店希望テナントを探し、出店条件を協議する
3.テナントが決まれば、地主さんと売買条件について詳細条件を決定する
4.土地を売買する為に、近隣住民や関係各所と事前協議を行う
5.事前協議が整えば、農地転用申請及び開発工事申請を行う
6.申請の許可が得られた後、売買契約と残代金決済を行い土地を取得する
7.造成工事を行うに当たり、近隣住民へ工事内容の説明会を行う
8.取得した土地の造成工事を行う
9.造成工事がある程度済んだ段階で、接面道路の施行承認と占用許可を得る
10.道路部分の工事と対象敷地の造成工事が完了すれば、検査済証を取得する

 

かなり大雑把な内容ですが、細かな内容を含めるとこの10倍程度項目があります。
公正証書の作成や、農業委員会、警察、府庁、市の建築指導課等、驚くほど沢山の協議事項が出てきます。

今回の事業では、出店されるテナントとの契約は事業用定期借地契約ですので、建築は行いません。
それでも、ここまでで約1年が経過しました。

この1年間大小含め様々な問題が発生し、その都度専門家の意見を聞き、役所や住民と協議しながら進めてきました。
知識としては持っていた事でも、実際に経験してみないと気付かない事も多く、住民の方だけで無く、役所関係の方や委託した専門家の方々など、沢山の方々が様々な立場から意見を言ってきますので、その調整をする為に頭を悩ませ、その都度、知識不足を補う為に勉強してきました。

やっと今月末には一連の業務が完了出来る予定です。
これから建築工事が始まり来春にはテナントがオープンしますので、そこでやっと商品化する事になります。

来月には別の案件で新築賃貸マンションの建築が始まります。
間取りや内外装を1つ1つ考え、悩みながら進めて行くことになるでしょう。

1つの事業を完遂し、商品化して顧客の皆様に届ける事は、本当に大変で、やりがいのある仕事だという事をつくづく感じております。

世の中は自分の都合だけでは動いてくれません。自分一人の力だけでは限界があります。

弊社が経験して得た生の知識で、お客様にベストの仕事が出来る様、頑張って行きたいと思いますので、どんなご相談でも結構ですから、是非お声掛けください。