2013年5月15日

【電気料金を見直す方法】  「電気ブレーカー」を利用する

スタッフコラム(木下)

この記事は 2分35秒 程で読んで頂けます。

皆様は電気料金の仕組みについてどこまでご存知でしょうか?

今月1日より、関西電力は平均約10%程度の電気料金の値上げを行いました。
工場や大規模ビルなどは電力市場の自由化によって契約する電力会社を選べるようになり、最近ではある程度の規模がある共同住宅でも電力会社の選択は可能にはなってきましたが、個人宅や小規模な共同住宅等では電力会社を選ぶ事は実質出来ません。

賃貸マンションでは賃料の下落や稼働率の低下、更に5月からは電気料金も値上げされオーナーにとってはランニングコストの圧縮がますます必要になってきます。

 

そこで私がご紹介するのが、『電子ブレーカー』です。

電気料金には大きく分けて「基本料金」と「使用料金」があることはご存じかと思います。一般的に電気料金を下げるには節電を行い使用量を減らしたり、LED電球に交換するなどによって「使用料金」を減らす事に取り組まれている方が多いのではないでしょうか。

 

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しかし、電子ブレーカーは「基本料金」を下げる事が出来る可能性が有ります。
基本料金は、エレベーターやポンプなどの共用部に設置されている設備に必要な電力の最大値を合計した数値で契約し基本料金が決まっています。
本来、基本料金の契約形態は選べるようになっていますが、現実には電力会社から言われるままで契約されている方が大半です。

電力の最大値というのは、共用部に設置されているすべての設備が同時に、さらに最大出力で動くという現実的でない事を前提としています。したがって必要以上の電気量で基本料金を支払っている可能性があります。しかし、電子ブレーカーを設置する事により、現実的に必要な電力量のみで基本料金を支払う事になりますので、毎月確実に一定額の電気料金を下げる事が可能になります。

もちろん物件によっては費用を掛けてまで取り付けるメリットが無い場合もありますし、実際に弊社の管理物件の中には、無駄になるので取り付けなかった物件もありました。
電子ブレーカーを取り付ければ、必ず電気料金が下がるものではない事をご注意下さい。

また、電子ブレーカーをインターネットで検索すると、詐欺や悪徳業者の情報が沢山出てきます。
しっかりと業者の選別を行い、信用出来る業者を見つけることも重要な事です。

売り切りではなく、リースやレンタル契約で保守点検や設備更新時の機器の変更等も対応してくれる業者さんを選択される事をお勧めします。
弊社の管理業務は電気料金の見直しだけでなく、他のランニングコストが掛る項目も全て見直しを行い、収支の改善にお役立ち出来る事が多々ございます。

管理会社の変更をお考えの方は、是非お声掛けください。