2012年4月18日

【賃貸物件の管理】  物件状況報告書の必要性

スタッフコラム(木戸)

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弊社の管理物件で、最近起きた事例ですが下駄箱に靴を入れていると靴がカビだらけになり、入居者様がどうにかして欲しいとの要望がありました。

  
入居されてから一年以上経過しており、なお且つ今までそのような事はなかったのですが、入居者様の主張では入居した時点から少し臭いが発生しており、カビが発生する環境などを賃貸契約時に説明を受けておらず、そのような事が最初から分かっていれば入居も見合わせたとの事でした。

 

一度臭いがするとの事で、リフォーム業者さんを連れて確認をした事があったのですが、その時は臭いが無く、カビの発生も無かった経緯があります。

 
入居者様は若い女性の方で、多くの靴を持っており非常に靴にこだわりがあるようでした。

 

最終的には、下駄箱用のカビ除菌のグッズを支給し、入居者様の方でご対応頂く形となりましたが、入居時の状況をしっかりと残しておけばこのような事は防げる事と思います。

 

下駄箱の問題は一例として、退去時に入居時から壁などが破損していた等の主張をされたりする事も無いとは言い切れませんので、貸主様にとっても、借主様にとっても、無用なトラブルを回避する為に、入居時に「物件状況報告書」を作成した方が良いのではと思います。