2014年5月14日

【リニア中央新幹線開通】  名古屋駅周辺のまちづくり計画

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リニア中央新幹線の2027年開通に向け、名古屋駅周辺のまちづくり計画が進んでいます。
「空前のリニア景気」に沸いていると言われている名古屋では、リニア名古屋駅周辺の再開発が目白押しです。
現在進行している再開発計画は

大名古屋ビルヂングが2015年10月に地上34階、地下4階建ての超高層ビルとして生まれ変わります。商業施設とオフィススペース、カンファレンス施設で構成される予定です。
第二豊田ビル東館・西館は地上25階、地下4階建ての超高層ビルに生まれ変わります。商業施設とシネマコンプレックス、オフィスとホテルで構成されます。
その他、名駅四丁目に位置する8番街区は、菱信ビルをはじめとする数軒が解体工事を進めている状態です。新たな大型プロジェクトが誕生する可能性もあり、超高層ビル群が並ぶ地区に変貌するかもしれません。いずれにしても駅周辺の再開発はすでに着手されている状況です。

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リニア名古屋駅周辺の再開発で今後の計画は

 

1.利便性を高める
現在の名古屋駅は、新幹線と名鉄や近鉄、地下鉄とのアクセスが分かりづらいと言われています。そのため、リニア開通に伴い各線の改札口をつなげ、見通しが利く「ハブ空間」を設ける案が出ています。
名古屋には既存の金山総合駅が、広い空間からJR、名鉄、地下鉄に繋がっているという先例があります。その金山総合駅をモデルとして名古屋駅の構造を組み立て、初めて名古屋を訪れる人でも分かりやすい構造を目標にするようです。

 

2.高速道路を直結させる
2013年11月に開通した「名古屋高速」とリニア名古屋駅を直結させる計画があります。
地下30メートルにできるリニア駅の地上部に、高速の出入り口を設置するための調整会議を今年度に発足させる予定です。駅西地区にサービスエリアを備えた「駅ビル」を建設し、リニア駅などとエレベーターと繋ぐ他、高速バスや観光バスも発着できるようなエリアを建設するという案です。

この計画が実現して、名古屋高速が駅西エリアに直結してくると、車や人の流れ、街の様子やイメージも大きく様変わりしていくことは間違いないと言われています。

 

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3.施設・ホテル建設
駅に隣接している地区では、コンベンション施設や外資系ホテルの建設が計画されています。さらに高架駅に面した南北300メートルの敷地に巨大な駅ビルを2棟建設、高速道路がビルの中へ直接乗り入れるという話題性のある構造のプランです。

再開発のための上記の計画を実行するためには難題も山積しています。

名古屋名物とも言われる複雑に入り組んだ地下街が、駅利用者の動線の妨げになりうる可能性があります。そのため、鉄道会社が駅利用者の流れを精査、動線の確保に努めています。

また、名古屋駅の地下には名鉄と近鉄、地下鉄2線が乗り入れており、発着する駅の深さがそれぞれ異なっている状態です。そこにリニア駅が加われば、地下の過密度がさらに増すこととなり、線路の位置を変える必要さえ出てくる可能性があります。

 

最高時速505キロで東京と最速40分で結ばれるため、企業や消費が首都圏に吸い取られる「ストロー現象」を招く可能性もはらむと言われていますが、名古屋の景気上昇は間違いなく、期待されています。
駅周辺の土地を買い進める企業も出ているようです。リニア大阪駅の計画が進行すれば名古屋に続く開発が予想されますので、今後の動向に期待がもてるのではないでしょうか。